善光寺前の藤木庵さんの"建て方"風景

カマクラさん

2007年12月18日 13:34




善光寺のすぐ前、中央通り沿いで工事が進む老舗蕎麦処「藤木庵」。




先週12月13日(木)からおよそ3日間かけて、"建て方"が行なわれました。

"建て方"というのは、いわば"上棟"のこと。

上棟 棟上げ(むねあげ) 建て方 建前 建て舞

これらの言葉は、多少の含意の違いはあれ、ほぼ同義で使われています。

社内でも人によって使う言葉がまちまちで、たとえば社長は"建て舞"をよく
使い、藤木庵現場代理人のクボさんは"建て方"と言います。

そんなわけで、ここでは今日の記事のほとんどの写真を提供してくれた
クボさんがよく使う"建て方"でいこうと思います。。



12月13日(木)



朝から、大工さんたち10人以上で建て方がはじまりました

この現場の棟梁は、写真中央のトシミさんです。




人が現場前を行き交い、建物が密集した場所。
作業は慎重に進められます。




太い立派な梁が、たくさん使われているのがわかります。




昼前には防護ネットが張られ、2F部分の作業に移りました。

さすが若大工のカワウラくん、高いところはぜんぜん平気、というだけ
あって、細い梁の上をひょいひょい歩いています




午後早くには、すでに柱が建てられました。



12月14日(金)



翌朝8時。
まだ日がじゅうぶんに上りきらず、薄暗い中、建て方再開。




9時前、やっと顔を出してきた太陽の光の中で、小屋束と母屋を建てていきます




この横に平行に並んだ材が、母屋、という部分。

(その並びのいちばん上が、棟木で、それが上がるから"上棟"。)




そして母屋に対して垂直に置かれるのが、垂木。

母屋と垂木が、屋根の荷重を小屋組みに伝えます。




垂木を施工し終えたら、こんどは屋根の下地材、野地板を張っていきます。


↓ ↓ ↓




15分後には、こんなかんじになりました。

大工さんたちが2人で分担して、手際よく作業を進めていきます。



12月15日(土)



土曜日午前中の藤木庵の様子。

善光寺へ向かう観光客や散歩中の近所の人たちが、とんかんとんかん
聞こえてくる現場のほうを興味深げに眺めながら、通り過ぎていきます。




藤木庵の現場代理人クボさんです↑

来春の開店にむけて、いそぎ、建築工事は進められます

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