2007年09月18日

"ベタ基礎"造り。

長野県庁の近くで工事がはじまったKさまの家。
若いご夫婦が住まうこの家は、こじんまりとしてシンプルな平屋建てに
なる予定です。

さて。
先週から今週にかけて、K邸の現場では基礎工事が行なわれていました。
木造住宅の建築で使う基礎には、いくつか種類がありますが
当社では、阪神淡路大震災以降、基礎の主流となりつつある
ベタ基礎を採用しています。

ベタ基礎とは、建物下の地盤を覆うように施工されたコンクリートの
面全体で家を支える、というもの。
地震や台風などの衝撃に強いとされている工法です。

そのベタ基礎造りの現場の様子↓

9月11日(火) 配筋工事



基礎屋さんの作業、まずはコンクリートを流し込む型枠作りと、鉄骨を組んで
いくことからはじまります。




ところどころにある円筒は、高さをそろえるための目印。
のちのち、抜き取ります。



9月12日(水) コンクリート流し込み



配筋工事の翌日。
いよいよコンクリートを流し込みます。


「なんだ、ありゃ?」

写真を撮っていた営業アライさんが、
流し込まれたコンクリートの上にぽつんと
置かれた何かに気がつきました。




すると、基礎屋さんが長靴を履いたままおもむろにそれを両足に装着し...




まだゆるいコンクリートの上を、スタスタと歩きはじめましたicon24




「忍者が履くような水蜘蛛みたいな(アライ評)」この飛び道具(?)は、
"コンクリートかんじき"。
乾ききっていないコンクリート面を均す際、靴だとコンクリートの中に足が
埋まってしまうため、これを装着して作業するのだそう。。
現場には、見慣れない、興味深い道具がたくさんあります。



9月18日(火) 型枠外し



そしてそれから6日後の今日、型枠を外す作業が行なわれていました。
コンクリートはすっかり固まっています。
建築現場でよく見かけるであろうこの基礎は、こんなふうにして造られているのです。  


Posted by カマクラさん at 16:00Comments(0)◇県庁近くのK様邸