2008年02月22日
施工例に、自然素材が盛りだくさんのIさんの家をUPしました
昨年12月にお引渡しした長野市のIさんの家。
当社ホームページに、I邸のできあがりの様子をアップしました

長野市I邸の施工例はこちら
パールホワイト色のガルバリウム鋼板と、グリーン色の木の組み合わせが
おしゃれで目を引くこのお住まい。
家の中は、「木をたくさん使った家にしたい」というお施主さんの要望を実現した
温かみあふれる空間が広がっています。
建具は、ほとんどが建具屋さんに造ってもらったオリジナル。
吹き抜け空間と、その2Fの大きな窓が、明るい太陽の光を室内にもたらしています。
こちらは、ご夫婦の寝室。
ここだけでなく、1FのLDK、2Fの子ども部屋など、ほとんどの居室で
床→スギの無垢フローリング
壁→薩摩中霧島壁(火山灰が主原料の塗り壁)
天井→ドイツのリボス社の自然塗料
といった、自然素材をつかっています。
ほかにも、大工さん造りつけの棚がいたるところにあったり、
耐火性・調湿性・耐震性などに優れたエコ建材Moiss(モイス)が
使われていたり、間取りの配し方が個性的だったり、アイデアや
こだわりが満載のIさんの新居。
詳しくは、当社ホームページのIさんの家の紹介をごらんください

鎌倉材木店ホームページ 住宅施工例集
2007年12月13日
建具が入り、お引渡し間近です
6月ごろから新築工事が進んでいて、お引渡し間近の長野市吉田Iさんの家。
1週間前、こちらの家では、建具屋さんが障子戸などの建具を入れていました。
Iさんの家の建具は、ほとんどがオーダーメイド。
この住宅の寸法に合わせて仕立てられたオリジナルです。
よって、建具屋さんがその場で微調整しながらの作業になります。
床を傷つけないように敷かれた布の模様が、なにげに北欧デザインぽくって、
おシャレ。。
さまざまな角度からの撮影を試みる、営業アライさん。
吹き抜け空間を利用して、2Fから作業の様子を捉えてみました↑
建具屋さん、脚立にのって、慎重にはめ込んでいます。
障子戸を透けて家の中にもれくる光は、空間をやわらかく包みます。
いよいよ来週、Iさん一家にお引渡し。完成が楽しみです

2007年11月01日
火山灰からできた"薩摩中霧島壁"
現場に行くと、大きな猫に遭遇しました。
歌舞伎役者の隈取のように、黒くくっきりと縁取られた目元に凄みが。。
そしてものすごく、警戒しています...
それはさておき、こちらは、長野市吉田で建築中のIさまの家。
中では左官屋さんが、壁材を塗っていました。
(写真は、ふちに張ったマスキングテープをはがしているところ)
家づくりで使う素材にとことんこだわっておられる、施主のIさまご家族。
左官屋さんが塗っていた壁材はこれ、薩摩中霧島壁です。
この内装材の原材料は、鹿児島県の霧島山麓の火山灰・白州(シラス)。
製造販売元である株式会社高千穂さんのHPにある説明によると、
これは100%自然素材で、調湿性や消臭性、吸音性や耐火性などに
優れているのだそう。
当社のお客様でも、お子様がアレルギーをお持ちという家や、健康や
環境への関心が高い方が積極的に採用されるケースが多い内装材です。
作業中の左官屋さんの傍らには、いろいろな種類のコテが置かれていました。
これはその一部。
部位や工程によって、すべてを使い分けながら壁材を塗っていくそうです。
I邸のほとんどの内装は、上の写真のように、白色の中霧島壁塗りで
コテむらを残した仕上げ。
一方和室の壁面だけは、下写真のような茶色の中霧島壁を選び、
刷毛目をつけて仕上げてあります。
「若い人はコテむらを"味だ"って言うけど、年配の人はただ職人が下手な
だけだと言って嫌がるよ」と、左官屋さん。
2Fはすべて、壁塗り作業が終わっていました。
こうみると、杉板の腰壁と中霧島壁塗りの壁は、同じ自然素材のためか、
色や質感の相性がとても良いように感じられます。
ちなみにI さまの家の大工工事を終えたハラダさんとハラヤマさんは、今は会社の
作業場で次に造るUさまの家の墨つけ&刻み作業中です。
2007年10月12日
小さい秋みつけた...
当社営業のアライさん、会社へ戻ってくるなり、「写真、ちょっと早くみて」
と、不敵な笑みを浮かべながら、裏紙に書かれたブログ用のメモと、
デジカメをわたしの方へ差し出します。
アライメモによるブログタイトルは、『小さい秋みつけた...』。。

そしてこれが本日の「工事現場近くの草花シリーズ」(?)、
アライカメラマン渾身の一枚です。
「自分の感性に酔いしれちゃって...」なんていって、写真の出来に非常に
満足の様子。

こんなかんじで、立て続けに8枚のイチョウの写真が...撮りすぎでしょう。。

アライさんがイチョウの写真撮影に没頭してしまったのは、こちら、
長野市吉田で工事が進むI邸の近く。

Iさま一家がこだわった玄関ドアです。木の風合いが温かく、外壁の色とも調和しています

中の造作工事はほぼ終わり、珪藻土の壁の仕上げを待つばかりです。
ともするとデッドスペースになりがちな
階段下も、収納棚として上手に活用。
これは、設計段階からお施主さまの
ご要望でした。
11月のお引渡しにむけて、作業が進みます
と、不敵な笑みを浮かべながら、裏紙に書かれたブログ用のメモと、
デジカメをわたしの方へ差し出します。
アライメモによるブログタイトルは、『小さい秋みつけた...』。。
そしてこれが本日の「工事現場近くの草花シリーズ」(?)、
アライカメラマン渾身の一枚です。
「自分の感性に酔いしれちゃって...」なんていって、写真の出来に非常に
満足の様子。
こんなかんじで、立て続けに8枚のイチョウの写真が...撮りすぎでしょう。。
アライさんがイチョウの写真撮影に没頭してしまったのは、こちら、
長野市吉田で工事が進むI邸の近く。
Iさま一家がこだわった玄関ドアです。木の風合いが温かく、外壁の色とも調和しています

中の造作工事はほぼ終わり、珪藻土の壁の仕上げを待つばかりです。
階段下も、収納棚として上手に活用。
これは、設計段階からお施主さまの
ご要望でした。
11月のお引渡しにむけて、作業が進みます

2007年08月31日
建材モイス(Moiss)
長野市吉田で建設が進む、Iさまの家。
昨日もハラダさんとハラヤマさんが、大工仕事に精を出してらっしゃいました。
扇形国産ヒノキ大黒柱、羊毛断熱材、スギ材無垢フローリングなど、これまでも
お施主さまのこだわりが随所に散りばめられたこのI邸。
今回の注目はこちら、耐力面材(内装材)モイス(Moiss)です。厚さは12mm。
通常、内装は下地を張り、その上にクロスを張ったり漆喰を塗ったりして
仕上げますが、モイスはこのボード自体がむき出しの壁になります。
イメージが沸かない方、こちらをごらんください→施工例
一見、なんの変哲もないただの白いボードのようにも見えますが、じつは
さまざまな機能を秘めたエコ建材なのだそうです。
代理人のヨシダさんからもらった資料によると、その機能とは、
耐震性(地震に強い)
耐火性(火に強い)
耐久性(腐食・シロアリに強い)
調湿効果
脱臭効果
天然素材で環境配慮
施工性(これは大工さんにとっての利点ですが...)
このような利点の一方で、カラーバリエーションが少なく、さわった
かんじザラザラしていて、さらに施工面積あたりのコストが割高になる、
という側面もあります。
I邸では、お施主さまのご希望で、収納スペースにのみ、モイスを
採用することになっています。
一部施工された部分が、こちら↓
...アライさん、これ何ですか?
「写真、ありゃソフトフォーカスになっちゃってるね」、じゃありません。
これはたんなるピンボケです。。
写真を撮ってきてくれた営業のアライさん、どうやら撮影に際して
スペースの関係上十分に後ろへ引くことができず、全景写真のはずが
こんな至近距離しか撮れなかったのだそうです...

加工しておきます。
"木材のような加工性"をうたうモイスだけ
あって、きれいに切り取られています。
アライ流"ソフトフォーカス"のため、断面が
ぼんやりとしている点は、ご容赦ください。。
2007年08月18日
スギ無垢フローリングを敷いています
ヒツジの毛の断熱材(羊毛断熱材)を使うなど、素材にこだわった家づくりを
すすめている長野市のIさま。
フローリング材も、「スリッパを履く必要がなく、素足で歩いて気持ちがいい
床にしたい!」というご家族たってのご希望で、スギの無垢フローリングを
使うことになりました。
大工のハラヤマさんが、ていねいに施工中です。
通常、当社としては無垢フローリングにはナラ材をお奨めしています。
ナラは硬い材質の木で、キズがつきにくく、耐久性が高いからです。
でもIさまご家族は熱心に情報収集され、結果として軟らかい性質で
ナラに比べるとキズがつきやすいスギを選ばれました。
「人が住んでいればキズはつくもので、それもまた味わい。それよりも
心地よさを大事にしたい」というIさま。
家づくりを考えていると、とかく、機能性や利便性を優先させてしまい
がちですが、時にはIさま家族のように心地よさや気持ちよさといった
肌感覚も大切にしたいものです。
壁には、ヒツジの毛の断熱材が、ぎっしり充填されていました。
ほわほわしていて、暖かそう(暑そう?)です。
2007年08月06日
ヒツジの毛の断熱材、カメ模様の砥石台
こちら、長野市吉田で工事がすすめられているI さま邸です。
今日の昼間の様子。
夕方の黒い空と、激しい雷雨が嘘のような晴れっぷりです。
Iさん家族は、時間をかけて住まいを検討されました。
自然の素材をたくさん使った、健康で心地よい家を、ということで
家づくりの材料にもこだわりが見えます。
そのひとつがこの断熱材。
ヒツジの毛を使った"羊毛断熱材"です。
今回使うのはサーモウール<エクセレント>。
羊毛85%、中空ポリエステル系繊維15%
で、湿度の高い環境や季節の温度差が
大きい地域、シックハウス対策に高い
性能を発揮する、のだそう。
断熱・調湿性能が高く、同時に生産や
廃棄の点で環境負荷が低いことが評価
されている断熱材です。
この写真を目にした設計室のマチダさんが「何それ、腸?」などと
言っていますが、ちがいます、断熱材です。
ほかほかした手ざわりで、羊毛布団を彷彿とさせます。
においは...嗅いでみたところ、ほぼ無臭でした。
ほのかに、ヒツジのよい香りがした気が...
残念ながら、今日は大工さんたちがほかの現場の建舞でいなかった
ため、作業中の様子は撮れませんでした。
2Fの壁が、一部施工済みだったので、その写真です。
このような感じで、I邸はヒツジの毛にくるまれてゆきます。
代理人のヨシダさんと設備屋さんが
現場で打合せをしていました。
代理人さんは、こんな風に各専門の業者
さんたちと話を重ねながら、ひとつひとつ
工程を進めていくのです。
ありました。
このカメ模様の砥石台です。
砥石は、ノミやカンナを研ぐための必需品。
2つあった砥石台のうち、ひとつは無地の
シンプルな台だったのですが、もうひとつは
このカメ&波模様でした。
こんなふうに、大工さんの使う道具には、
鶴や亀など、縁起物をあしらった意匠が多く
見られます。