2015年09月28日

長野市若穂と三輪の現場から~造作工事~

8月末に上棟されたYさん邸と9月初めに上棟されたTさん邸、
今回はこの2件のお住いの工事現場をご紹介いたします


まずはYさん邸から。
玄関ドア、1階・2階窓サッシがほぼ全部取付ができていました。

外壁の下地として旭・デュポンさんのタイベックシルバーが張られています。
このシートは透湿・防水に加えてアルミの力で熱を遮る機能が付加されて
いるので、通常の気密・断熱以上に、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる
のだそうです。(旭・デュポンさんサイトより引用)


屋根は三州陶器瓦です。


こちらはバルコニーです。
バルコニーと外壁はサイディング仕上げになるようです。


2階の様子。


そしてこちらは1階です。
床下地の施工が終わっていました。


横に長い辻出(すべりだし)窓がカワイイ!思わず撮影してしまいましたface01
お住いの東面にあるシステムキッチン背面の窓です。朝のさわやかな光が、
さりげな~く入ってくるようになっていますicon12


続いては・・

Tさん邸です。
営業アライさんの得意ワザ「花を入れた構図の写真」をちょっと真似て
みましたが、養生で覆われているため、肝心の外観が見えませんicon10


そこで正面からtrip02
まっすぐに伸びた構造材の柱が美しいですicon12



構造材とは建物を構築するための骨組みになる
部材で、木造だと柱、梁、土台、桁、筋かいなどが
構造材にあたります。


土台に赤いペンで「減震」と書いてありましたface08


この柱と柱の間に通常「筋交い」が入りますが、
今回はHITACHIの制震システム「減震くん」
施工する予定です。 「減震くん」はどんな姿形
なんでしょうか?
施工後にまたブログにアップできたらと思いますface02  


Posted by カマクラさん at 11:26Comments(0)◇若穂のY様邸◇三輪のT様邸

2015年09月24日

長野市上野の現場から~造作工事~

長野市上野で工事進行中のJIさんのお住い。


まずは恒例の外観から。養生シートで覆われ全体が
見えにくいのが残念ですicon10


こちらは南に面した玄関上の「下屋(げや)」。
下屋は「母屋(おもや)」の屋根より一段下の位置に張り出した片流れの
屋根のことを言います。外壁や窓に夏の強い日差しが当たらないよう、
冬は日の差し込みが妨(さまた)げられないよう設計されています。


「L型クランプ」で固定中の柱。この道具は
木材の仮留めや、接着作業のときに使うそうです。
軒天は桧羽目板仕上げになる予定です。


1階ではH大工さんが、2階床組の最中でした。


こちらは2階からみた床組です。ここは洋室になります。



小梁に根太を一本ずつ納めて、ビスで留め付けていきます。
この後、床下地→フローリング材を張っていきます。


まだ小屋組の見られる2階。中心の柱にはおんべ棒がface08
床下地の施工が終わると、また雰囲気も違ってきます。
これから徐々に変わっていくJIさんのお住い。
随時、ご紹介していきたいと思いますicon26
  


Posted by カマクラさん at 08:36Comments(0)◇上野のJI様邸

2015年09月18日

長野市高田で平屋アパートの上棟!

長野市高田で、平屋アパート3棟の上棟が行われましたicon25


12日土曜日、代理人ヨシダさんとK大工さんが建前を
行いました。実は上棟が行われる日より、土曜日の方が
「暦の日が良かった」のですface01


この日は柱を3本だけ建てて、建前は終了。
なぜ3本だけかと言うと、この柱は『いの一番』と言い、
上棟の時最初に建て上げられるのが、この写真の
『いの一』という番号の柱なのです。

構造柱には、横軸に「いろはにほへと」、縦軸に
「一二三四五」といったように、それぞれ順番が
ついています。(表記の仕方は一律ではありません)



このように指定された番号の場所に、順番どおり
柱を建てていくのです。



小屋組みの材木がクレーンで上げられていきます。



小屋梁の上に、小屋束を立てていきます。
3棟の平屋アパートは「片流れ屋根」なので、写真の
奥から手前にかけ小屋束が短くなっています。
小屋束の上に母屋が掛けられます。



南側にある棟に柱が次々と建て上げられていきますicon12
軒桁を掛け矢(木づち)で叩いて固定します。



正午には、垂木が納まりました。 



夕方5時半過ぎ、3棟とも野地板を張り終えていました。


工事終了後、代理人ヨシダさんと大工さんが家の四隅に
お酒、お米、塩をまいてお清めをし、無事に上棟式を終えました。
  


Posted by カマクラさん at 08:19Comments(0)◇高田のM様アパート

2015年09月16日

長野市上野の現場から~外壁タイル張り工事~

前回ブログから大分時間が経ってしまいましたが、上野のIさんの
お住いは現在、外壁のタイル工事中です。icon26


前回ブログでは外壁の下地塗りの様子をお伝えしました。
先日伺ったところ・・・
  ↓   ↓   ↓


外壁のタイルの施工が、かなり進んでいました。


玄関ポーチも・・
 ↓   ↓   ↓


この通り!
縦方向の目地が互い違いになっているタイル貼りを
よく見かけますが、これを『馬目地(うまめじ)』と言います。
モルタル下地を施工した上に、『二丁掛平タイル』を貼って
いく、昔ながらの湿式工法です。
 

『二丁掛平タイル』は、主に外壁で使用されるタイルだそう。
自然な濃淡がついた、明るい色のレンガ調タイルです。


この部分はこれからタイルを貼るようです。タイルの横目地がそろうように、
墨付けがされています。一枚一枚、手で貼っていく根気のいる作業ですicon12


レンガ風タイルは目地の入れ方によって雰囲気が
変わるそうです。Iさん邸の目地仕上げは『深目地』です。
目地が深いため、光の当たり方によってできる影が、
様々な表情を生みだします。タイルについて熟知されている
Iさんご夫妻ならではの選択だと思いますface02


こちらも以前のブログで紹介した、M大工さん
力作の和室です。


ウォークインクローゼット横の廊下です。
腰壁は米杉、ドア枠などはツガ材を使用volunteer
両材とも明るめの茶色で塗装してあります。


2F洋室。あらわしの梁の存在感が、吹き抜けに
よってさらに引き立つ感じです

次行程にそろそろ移れそうなIさん邸。
天井・壁はほぼ、Iさんご夫妻による左官仕上げに
なるそうです。どのような仕上がりになるか、今から
とても楽しみですface02
  


Posted by カマクラさん at 09:09Comments(0)◇上野のI様邸

2015年09月14日

長野市川中島の現場から~玄関の造作~

台風18号の影響による大雨は特に、栃木県・茨城県・宮城県で
大きな被害をもたらしました。
被害に遭われた方々へは謹んでお見舞い申し上げます。




秋雨の中休みでしょうか、目が覚めるような青空の日、川中島の
Nさん邸の現場にお邪魔しましたicon17


前回には無かった1階居間を占拠する足場が出現!


2階から見た足場の様子。写真奥ではO大工さんが仕事中です。


Nさん邸の居間上部は、吹き抜け勾配天井です。 この足場は
天井施工の為に作られたようですface01
この日はプラスターボード張りの最中でした。


S棟梁が玄関の施工を行っていました。 これから外額縁を取り付ける
ようです。


写真の御影石(みかげいし)の部分を「沓摺(くつずり)」と言います。
沓摺は、ドアの下部にある部材で、 ドアの気密性を上げたり、音漏れを
防ぐために設けられるそうです。

Nさんのお住いの沓摺は、「水磨きの御影石」です。水磨きというのは
石材の表面処理のことで、表面の艶(つや)を消したい時に行われる
仕上げのことです。


すでにダボ穴があけられた石に接着剤を塗ります。


S棟梁造作の外額縁にも、ダボ穴があけられています。
木ダボをはめ込み、2つの異なった材質の部材(ここでは、御影石の沓摺と
外額縁のこと)をジョイントしますface02


ボンドとビスで、外額縁をしっかり止め付けます。


このようになりましたicon12 玄関ドアはオリジナル造作と
なるため、これから建具屋さんが寸法を測りに来るとのこと。
「住まいの顔」とも言われる玄関。 石屋さん、大工さん、
建具屋さんと、一人一人の技が組み合わさって出来上がる
玄関は、まさに「Nさん邸の顔」になりそうで楽しみですface02  


Posted by カマクラさん at 14:19Comments(0)◇川中島のN様邸

2015年09月11日

長野市三輪にて上棟しました!

週初め長野市三輪で上棟が行われましたicon25
今日はその様子をご紹介します。


M大工さんが、一本一本墨付けをし手刻みをした、Tさんの
お住いとなる材木たち。


上棟5日前のTさんのお住まい、現場でM大工さんが土台を
敷いていました。土台は、腐朽やシロアリに強い米ヒバ材です。


そして迎えた上棟の朝。全員で安全祈願をした後、工事がスタート!


運び込まれた材木をテンポ良く建てていきます。


午後1時過ぎ。1階はすでに完成し、2階の柱を建て始めていました。


あっという間に軒桁が掛けられました。(本当に早いんですface08


午後3時。棟木(むねぎ)まで取付が出来ていました。
鎌倉日誌でよく出てくる「上棟(じょうとう)」とは、柱や梁(はり)など
建物の骨組みができ、屋根の一番上の部材である棟木(むねぎ)が
納まることです。

棟木(むねぎ)を納める。=棟(むね)を上げる。
ここまでの工事の無事を感謝し、これからの工事の無事を祈願する
儀式が「上棟式」と言うわけです。



午後6時。垂木の上に野地板を張り終えたところで今日の工事は
終了となりました。


9月に入って随分日が短くなったように感じます。
すでに辺りが、うす暗くなった夕方6時半過ぎ、上棟式が始まりました。


家の四隅の柱に、お酒とお米、塩をまいて祓い清めます。


そして、お施主様のT様から、工事の皆さんの手際よい、連携した
チームプレイが印象に残りました。これからの工事の安全を願います。
とのご挨拶をいただきました。

台風上陸前、雨の降るなかでの上棟でしたが、事故なく無事に工事を
行うことが出来ました。準備下さったT様はじめ皆様お疲れ様でしたface02
  


Posted by カマクラさん at 08:47Comments(0)◇三輪のT様邸

2015年09月09日

長野市稲里の現場から~造作工事②~

台風18号が東海地方に上陸。明日にかけ東日本、近畿地方で
大雨になるようです。 すでに、各地で大雨の影響が出ている
そうですので、皆さま充分お気をつけください。

さて今回ご紹介するのは、8月~現在までのUさん邸の工事現場ですicon26

8月

    ↓    ↓    ↓

まずは外観から。養生が舞台の幕のように左右に開いて「真打ち登場!」
みたいな感じの写真になりましたicon10
Uさんのお住いは陶器瓦の屋根。外壁はサイディングになります。

8月

    ↓    ↓    ↓



構造柱だけの大空間だった2階も、壁ができ各部屋に分かれていました。
どの部屋もピンク色のボードが貼られています。 このボードは吉野石膏さんの
ハイクリーンボードといって、「シックハウス症候群」の原因となっている
ホルムアルデヒドを吸収し、さらに分解するすぐれものなのです。
プラスターボードも施工され、次段階の内装に進める準備が出来ています。

8月

    ↓    ↓    ↓

こちらは1階の様子です。
壁には硬質発泡ウレタンが充鎮されています。Uさんのお住まいは
高断熱・高気密仕様、当社独自のシーズンレス工法なのです。


ちょうどLDKのフローリングの施工中でした。
床材はナラ無垢フローリングです。(キッチン部除く)


先週に引き続き、熟練大工さんの技を公開icon12
過去ブログでも何回か登場した階段の側板。
ジグザグの彫り込みに段板、蹴込み板を
差し込み、階段を造作します。


あまりにキレイだったので、アップで一枚trip02


丁寧な仕事ぶりに定評のあるTY棟梁。もちろん上写真の側板も
棟梁の仕事ですicon12 代理人クボさんと打ち合わせをしつつ、道具の
お手入れに余念がありません。熟練大工さんたちの技を間近で
見られることは、現場撮影の楽しみの一つでもありますface02

Uさんのお住まいは、大工さんの造作工事も終盤になってきたようです icon16

  


Posted by カマクラさん at 10:43Comments(0)◇稲里のU様邸

2015年09月05日

長野市鬼無里の現場から~造作工事~

7月に上棟しました鬼無里のNさんのお住いから
8月と9月の工事の様子をご紹介したいと思いますicon26

8月

    

9月、蕎麦畑の蕎麦の花が満開になりましたface01

養生で覆われたNさんのお住い。屋根には雪国で
よく見られる「雪割り」が設置されています。
棟の頂にある、小さなとがった三角の部分が「雪割り」です。
屋根に積もった雪を左右に切り分け、雪が自然に
屋根から落ちてくれるそうです。

8月

    

軒天も施工され、

8月

    

玄関扉も取付られました。

8月

    

ここはUB~洗面脱衣所です。下地板が張られ
配管も見えなくなりました。

9月


和室と洋室を仕切る引き戸のレール部分です。使用材は「ボセ」。
初めて聞く名前ですicon10 中央アフリカに分布する木で、マホガニーの
代用として床材などに使われるそうです。


施工中のY棟梁。敷居にあらかじめレールを
はめ込む溝を彫っておきます。


柱との納まり部分をL型定規ではかり、



丸ノコで裁断します。 加工箇所により電動工具を使用しますが、
「鎌倉の家」は基本、熟練の大工さんの手刻みによって一つひとつ
丁寧に、造作が行われていきます。 経験にもとづいた知識と技術が
ステキな仕事を生みだすのですねface01

仕上がりまで見たかったのですが、タイムアウトicon10
完成写真は、次回のお楽しみに取っておきたいと思いますicon14
  


Posted by カマクラさん at 08:38Comments(0)◇鬼無里のN様邸

2015年09月03日

小布施の家が和モダンにて掲載されております


新建新聞社さんより『和モダンVol.8 家族を育てる住まい』が
発刊となりました。
今回、鎌倉材木店で施工させていただいた、「小布施の家」が
掲載されております。(設計は萌建築設計工房さん。)

伝統的な和様式に現代の生活スタイルを融合させた
素敵な和モダンの住宅が多数掲載されております。



雑誌掲載用のインタビューの様子です。


テラスから見た中庭。
長い庇により生まれた影と、光降りそそぐ
中庭のコントラストがとてもキレイですicon12


本誌にも掲載されている「ワニさん」のアップ!
この脱力感がカワイイface02

お住いを建てるまでのH様ご夫妻のお話も伺える、
読み応えのある一冊です。 全国の書店で取り扱って
いるそうですので、ぜひ一度ご覧ください。

  


Posted by カマクラさん at 13:16Comments(0)◇小布施町のH様邸

2015年09月01日

ホームページ施工例に須坂市【村山の家】掲載しました!


須坂市村山にて完成したKさんのお住まいを、鎌倉の家 施工例に掲載しましたdiary
ぜひご覧ください!



~ 今日の小ネタ ~


先週Yさん邸の上棟で、営業アライさんが撮影したススキicon14


そしてこちらは、鬼無里のNさん邸です。
Nさん邸の前景は、一面鮮やかな緑色icon12

近寄ってみると・・


蕎麦の花が咲いていましたicon12 ここは蕎麦畑だったんですねface02
ススキに新蕎麦、秋の訪れを実感しました。  


Posted by カマクラさん at 09:50Comments(0)◇村山のK様邸◇鬼無里のN様邸