2015年03月07日
鬼無里の山から~木材の切り出し~

鎌倉材木店で建てられる注文住宅の構造材や下地材には
地元長野市の鬼無里や戸隠産のスギの木が、ふんだんに
使用されています。(写真は建築中のIさんのお住い)

構造材や下地材に使用される木の切り出しは基本、水の吸い上げが
弱まる10月から4月までの休止期に行われます

休止期のため、水をたくさん吸い上げる成長期(春~夏)に比べ軽く、
乾燥する時にカビが生えにくい、また季節柄、虫食いがおこりにくい
という利点があります


そんなワケで先週、長野市鬼無里の伐採作業現場に行ってきました


すでに山中からの運び出しは終わり、貯木場での作業に移っていました。
カズオさんが、アームの先を微妙に動かしながら木材を横に滑らせ、
フジタさんがチェーンソーで木を切りそろえていきます。
このショベルカーのアームを操るカズオさんの腕がスゴイ!! 名人技です


きれいに積まれた木材たち。

束ねた木材をワイヤーでつり下げ、トラックに積みます。

さらに、下道で待機している7tトラックに移します。
四人がかりで行う、結構大変な作業です。


運搬途中、木材が落ちることがないよう荷台にバランス良く積み、
しっかりと縛ります。
まだ寒さ厳しい鬼無里での作業。こうした地道な作業によって
切り出された木は、家のさまざまな場所に生かされています


鬼無里で切り出された「木」は「鎌倉の家」に生まれ変わって、生き続けます。
自然の恵みにあふれた長野の気候・風土が育んだ木で、家を建てることが
出来るのは大きな喜びです。 同地域で育った木材を使うこと、これが丈夫で
長持ちするお住いの秘訣かもしれませんね

~今日のおまけ~

会社貯木場から見える飯綱山(いいづなやま)
信州北信五岳のひとつです。
2013年05月27日
5月23・24日に材木の展示会を開催しました!
5月23日・24日は年に一度の材木展示会でした
両日とも天気がよく展示会日和

朝早くからお越しくださった家具屋さんや建具屋さんに会長がごあいさつ

御神酒で乾杯し、展示会がスタート
木場の方へと移動します。


ひとつひとつ、じっくりと材木を吟味。
社員が説明し、次々とお買い上げいただきました!
これからどんな家具や建具が生まれるのか楽しみです

県内外からたくさんの方々がご来場くださいました。
誠にありがとうございました

両日とも天気がよく展示会日和


朝早くからお越しくださった家具屋さんや建具屋さんに会長がごあいさつ


御神酒で乾杯し、展示会がスタート

木場の方へと移動します。


ひとつひとつ、じっくりと材木を吟味。
社員が説明し、次々とお買い上げいただきました!
これからどんな家具や建具が生まれるのか楽しみです


県内外からたくさんの方々がご来場くださいました。
誠にありがとうございました

2011年04月15日
県産材を使う家・長野県の助成金受付はじまりました
県産材を積極的に使った住まいに対する長野県の補助金受付が始まりました


※写真はイメージです
平成23年度は、2つの助成金制度が発表されています。
長野県の木をふんだんに使って、お得に住まいを造りたい方、必見です!
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【ふるさと信州・環の住まい助成金(長野県)】
「地域の材料を使い、夏は涼しく冬は暖かい、長野県の気候や風土に合った、
人にも地域にも地球にもやさしい良質な信州の木の住まい」に対する長野県
独自の助成金制度です。
新築・購入の場合: 助成金額…100万円 募集件数…150件(一年を4期に分けて受付)
リフォームの場合: 助成金額…20~40万円 募集件数…最大30件
詳細は、ふるさと信州・環の住まい認定制度へ。
【信州の木活用促進支援事業(長野県・信州木材認証製品センター)】
品質の確かな県産材を使用した住まいの新築又はリフォームを行なう場合に
県産木材の使用量に応じて助成を受けられる制度です。
新築・リフォーム:県産木材の使用量に応じて6万円~40万円
(予算がなくなり次第終了)
詳細は、信州木楽ネット「信州の木活用促進支援事業」へ。
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このほか、現在までに発表になっている住宅に関わる助成金制度を
鎌倉材木店ホームページ<住まいの助成金>にまとめています

こちらも併せてご活用ください!
2010年07月07日
家づくりでよく使う木と、その特徴
木の家づくりでは、どの木をどこに使うかがとても重要です。
木の硬さ、水に強いかどうか、見た目の色・美しさなど、
それぞれの木が持つ性質や特徴はさまざま。
その個性を踏まえてふさわしい場所に使うことで木は魅力を増します。
木は樹種によって、木目や色にはけっこう違いがあるもの。
そこで、鎌倉材木店の家づくりによく使う木をすこしご紹介します


木肌がやわらかく、加工しやすい。
長野市周辺の山にもたくさんあり、手頃な価格で良材を使うことができます。
柱や野地板、畳下など用途も多い材です。

耐久性に優れます。丈夫で色・木目の美しさは折り紙つき。
構造材から化粧材までさまざまに使える機能性と美しさを兼ね備えた木です。

日本を代表する広葉樹で価値の高い材。硬くて強度があり、耐水性・耐久性に優れます。
木の色は、スギやヒノキに比べて黄味がかっています。

丈夫で狂いが少ない材。梁や桁といった横架材に使います。

目のつんだ(年輪幅が小さく木目が細やかなこと)上質なベイマツのことを特にピーラと呼びます。
上のベイマツの写真と比べると、木目の違いがはっきりわかります。目にふれる内装材として使います。

材の目はつんでいて、独特の淡い黄色をしています。匂いが強い木。虫や水強く、腐りにくいという特徴を生かし、土台やウッドデッキなどによく使います。

仕上がりが滑らかで光沢がある材。羽目板や建具など、目にふれる部分に使います。

マレーシア・インドネシア産。強度があり、加工もしやすい木。和室以外の部屋の巾木や廻縁、窓枠、ドア枠などに使います。

アフリカ産。硬くて丈夫で、防虫性に優れます。敷居や階段に使う木です。
ここに紹介した木以外にも、家づくりにはいろいろな木が使われています!
ぜひ家の中にある木の質感や香り、表情の変化にも注目してみてください

2009年12月29日
長野市栗田にて、保存樹木他の伐採風景

昨日の午前中、長野市栗田のTさんのお住まい脇にあるクヌギとヒノキの
伐採作業が行なわれました


お施主さんが木の根元に御神酒を撒き、伐採に携わるスタッフもめいめいにお参り。

まずは、クヌギの木から伐採をはじめました。

クレーンで吊り上げられたカズオさん。

聞いたところ、このクヌギの木は樹齢70年ほどで、市の保存樹木に指定されていたのだそう。
樹高が高いため、「二段切り(二回に分けて切断する)」という手法での伐採です。


クレーンのオペレーターさんとは、まさに、あうんの呼吸。

広い場所へ移動。
上半分が、無事に切断されました。
庭で作業を見守っているのは、Tさんのおかあさん。
区画整理でやむを得ないとはいえ、慣れ親しんだ木が切られてしまうのは寂しいことだと思います。。
なお、本年の業務は本日で終了です。
新年は、1月6日(水)から営業がはじまります。
今年一年も、鎌倉日誌をご覧いただきありがとうございました。
来年も何卒宜しくお願い申し上げます

2008年09月03日
ブロッコリーみたいな木

一台の軽トラックが、荷台になにかを積んで会社にやってきました。
近寄ってみて、びっくり。
正面から見ると、こんなかんじ。
聞けばこれは、北信のどこぞの山から切り出されたブナの木で、このコブコブは
自然にできたものとのこと。
とあるお宅で台に収めて飾ってあったのですが、住まいを建て替えたところ
場所が手狭になってしまったため、コブコブの中心あたりで輪切りに裁断して
ほしいと依頼されたのです。
後日、この木は無事に裁断され、持ち主の元に帰ったそうです。