2010年07月07日
家づくりでよく使う木と、その特徴
木の家づくりでは、どの木をどこに使うかがとても重要です。
木の硬さ、水に強いかどうか、見た目の色・美しさなど、
それぞれの木が持つ性質や特徴はさまざま。
その個性を踏まえてふさわしい場所に使うことで木は魅力を増します。
木は樹種によって、木目や色にはけっこう違いがあるもの。
そこで、鎌倉材木店の家づくりによく使う木をすこしご紹介します


木肌がやわらかく、加工しやすい。
長野市周辺の山にもたくさんあり、手頃な価格で良材を使うことができます。
柱や野地板、畳下など用途も多い材です。

耐久性に優れます。丈夫で色・木目の美しさは折り紙つき。
構造材から化粧材までさまざまに使える機能性と美しさを兼ね備えた木です。

日本を代表する広葉樹で価値の高い材。硬くて強度があり、耐水性・耐久性に優れます。
木の色は、スギやヒノキに比べて黄味がかっています。

丈夫で狂いが少ない材。梁や桁といった横架材に使います。

目のつんだ(年輪幅が小さく木目が細やかなこと)上質なベイマツのことを特にピーラと呼びます。
上のベイマツの写真と比べると、木目の違いがはっきりわかります。目にふれる内装材として使います。

材の目はつんでいて、独特の淡い黄色をしています。匂いが強い木。虫や水強く、腐りにくいという特徴を生かし、土台やウッドデッキなどによく使います。

仕上がりが滑らかで光沢がある材。羽目板や建具など、目にふれる部分に使います。

マレーシア・インドネシア産。強度があり、加工もしやすい木。和室以外の部屋の巾木や廻縁、窓枠、ドア枠などに使います。

アフリカ産。硬くて丈夫で、防虫性に優れます。敷居や階段に使う木です。
ここに紹介した木以外にも、家づくりにはいろいろな木が使われています!
ぜひ家の中にある木の質感や香り、表情の変化にも注目してみてください
