2009年10月30日

大工さんたちによる、家を建てるための準備


鎌倉材木店では、11月に3軒の上棟を控えていますicon25




そのため、社屋の裏手にある作業場では、各お住まい担当の大工さんたちは毎日、
材木の"墨付け"や"刻み"に追われていますicon16


中御所のHさんのお住まいを手がけるシオイリ大工さんは、"墨付け"をしていました。

図面を見て、


曲尺をあて、文字通り"墨"で刻む場所に印をつけていく作業。

これが、"墨付け"。


こちらは、高田のMさんのお住まいを担当する若大工のヨシオくん。

墨付けした場所を、のみや金づち、


電機工具で切ったり削ったりしていきます。

この作業が、"刻み"。





そうやって手間隙かけた材木が、『鎌倉の家』として、お施主さんのお住まいになるのですicon12<

鎌倉材木店では、機械によるプレカットは一切せず、すべて熟練の大工さんたちの
手で、ひとつひとつ個性のあるの木の素性に合わせて刻んでいますdiary


ところで。

シオイリ大工さんのところに、こんな可愛らしいものがinu

「休憩のとき、ヒマだったから作ったんだ」とシオイリさん。
天井の竿縁の端材を切って、張り合わせてみたら、お花型になったのだそう。


「こんな風に使うんだよ」と見せてくれました。

表面を磨いて塗装でもしたら、急須やポットを置くのにちょうど良さそうicon12


大工さんたちの刻みは、まだしばらく続きます。
  


Posted by カマクラさん at 11:56Comments(0)会社のこと