2010年08月10日

築約100年のお住まいのリフォーム工事、始まりました




長野市中条にて、築約100年のお住まいのリフォーム工事がはじまりましたicon25




3つの和室のうち、2つをフローリング敷きの部屋に、また古かったキッチンを
新しくするリフォーム工事です。
昨日は大工さんたちと現場代理人のマチダさんが、古い壁や床を取り去る
作業をしていました。


壁は藁スサ入りの土壁。


壁材の下は、木舞下地。
細い竹を組み合わせ、縄で固定して作られた日本古来からの壁下地です。






手斧(ちょうな)で削った跡がはっきり残っているのがわかります。
曲がった木を巧く生かしている当時の大工さんたちの技にはいつも驚かされますface08


この大引きの継手も、豪快!


柱に貼られた紙には「明治44年12月27日に火災で家を焼き、大正元年に新築。なので毎年12月27日はしっかり神様にお参りをするように」との言葉が。家の歴史が感じられます。




ここが台所だった場所。床を造り、システムキッチンが入る予定です。

ちなみに、ここの床下からはこれが出てきました。
鉄製の馬用ブラシ。
以前に一度改装されていたらしく、台所の前は馬屋だったのでは?とのお話も。




和室だったこのスペースは、フローリング敷きにしてお茶の間に。




こちらにもフローリングを敷いて、収納付きの寝室に。




天井が高く、床の間があるこのお座敷は、新しい畳を入れて再びお座敷として
生まれ変わる予定ですicon12




これからしばらくの間、工事が続きますicon16  


Posted by カマクラさん at 11:44Comments(0)リフォーム・増改築