2011年08月05日

表から見えないところに生きる、大工の技




長野市栗田で新築工事が進むMさんのお住まいの現場からicon26

しばらく前に外壁材(サイディング)を張り終え、足場が取り払われています。




玄関の天井は、葭張り化粧合板と桜皮張り錆丸太で仕上げた和の意匠。




玄関から入ってすぐ左手に広がる2間続きの和室。
そこでは、山本大工さんが作業していました。


のこぎりとのみと金づちを使って、廻り縁の「留め(とめ)」を造っているところ。


これが「留め」部分の拡大写真。

ぱっと見、複雑な形をしていますが…




表から見るとこのようにきれいに組み上がりますicon12





すでに施工されていた和室の廻り縁を撮ったものです。
何気ない木のつなぎ目の裏にも、大工さんの技が生きていますface02




こちらは1階のLDK部分の様子。




山本大工さんの息子、若大工のケイスケくんが、神棚下の壁の下地を施工していました。


中廊下を見上げると、吹抜け空間。

採光や2階の北窓から風を取り入れるのに一役買うと同時に、ご家族の気配を察しやすいよう配慮して設けられています。





2階の洋室と和室の造作工事は、ほぼ終わっていました。
洋室の隣には、小屋裏収納スペースも設けられていますdiary

大工さんの造作工事は終盤ですicon16  


Posted by カマクラさん at 13:08Comments(0)◇栗田のM様邸