2015年05月18日
長野市上野の工事現場から~造作と左官~

長野市上野のIさんのお住いは、外壁の下地塗りが行われていました。

ロール状の白いシートは「グラスファイバーメッシュシート」です。
メタルラスの上に、このメッシュシートを止め付けてからモルタルの
下塗りをします。「グラスファイバーメッシュシート」を貼ることにより、
モルタルの乾燥クラック(ひび割れ)を予防するのです。

空になったバケツに、モルタルを入れ機械で吊り上げて、作業中の
職人さんに渡します。

Iさんのお住いの左官工事をされているのは、Iさんご夫妻!?
そうなんです

仕事の手際の良さは、息が合ったお二人ならではでしょうか


2階はすでにPB張りも終わり、内装工事を待つだけの
状態です。どの部屋もきれいに掃除され、床の端から
端まで傷がつかないように、しっかりと養生シートが
敷かれていました。

M大工さんは和室の床の間を造作中。
床柱は杉の絞り丸太です。
絞り丸太は、表面に波のようなシワ文様がはいっている
丸太です。 突然変異によるものなので、昔は大変
貴重だったとか

現在は、立木に箸のような材料を針金で巻き付け、数年
成長させ、木肌表面にシワをつける「人造絞り丸太」が
多く使用されているそうです。


「狭いところ嫌いなんだよなー」と小声でつぶやきながら
床の間横の仏間を造作中のM大工さん。
和室の造作は、大工さんの技術がとても必要とされるそう。
M大工さん力作の和室、仕上がりが楽しみです

Posted by カマクラさん at 09:55│Comments(0)
│◇上野のI様邸