2007年11月12日
格天井とシステムキッチン組立ての様子
銀色に輝くススキの穂が風で揺れる土手の近く...
(またしても撮影のためだけに遠征した営業アライさん...まったく。。)
篠ノ井で工事がすすむ分離型2世帯住宅のTさまの家では、広い
玄関ホールの天井の施工が行なわれていました。
このような正方形の升目で構成される天井の造作を、格天井(ごうてんじょう)
と呼びます。
格天井は、平安時代の寝殿造りではじめて用いられて以降、寺院建築や
書院建築の客殿などに使われてきた格式高い天井形式。
重厚で荘厳な印象を与える、というのが特徴です。
職人さんが、正方形の格子の中にはめこむ鏡板を切っています。
昔は無垢板が使われていましたが、今は種類が多くて安価、割れや反りが少ない
などの理由で化粧合板が多用されます。
切った材をはめこんで、
釘で止めて施工します。
「一枚一枚、柄を見ながらの作業で、たいへん」と職人さん。
精度が要求され、手間のかかる作業ですが、そこから生まれた空間には
高級感が漂います。
一方、親世帯のキッチンでは、設備屋のハセガワさんがシステムキッチンの
組立て作業をしていました。
箱清水で建築していた2世帯住宅でも、キッチン組立てを担当していた
ハセガワさん、「この家は、柱がとんでもなく太いですねえ」と驚き顔
だったそう。。
シックなブラウンを基調としたシステムキッチン。できあがりに乞うご期待です

Posted by カマクラさん at 11:07│Comments(0)
│◇篠ノ井のT様邸