2007年11月30日
高田のU邸の上棟式の様子
日が落ちはじめた夕方4時半すぎには上棟を終え、5時前には施主のUさん
ご家族、大工さん、会社のスタッフが揃って上棟式をおこないました。
施主のUさま、棟梁のハラダさん、設計担当のワダさんがそれぞれ、酒と塩と米を
撒き、家の四隅を祓い清めます。
営業アライさんが「ストロボが効かなかったよ」とつぶやいていましたが、
たしかに写真が暗いこと。。
みんなで、上棟の無事を感謝し、今後の建築作業の安全を願います。
U家のご子息コウキくんも、代理人のウラノさんに倣って手をぱちぱち。
それからお神酒で乾杯します。
ん?コウキくんも紙コップ片手に、順番待ち?
お神酒を注いでもらったコウキくん、コップを傾けて、どこまで中身を
こぼさずに耐えられるか、実験中(?)です

こういう試みをしたい気分、よくわかる気がします...
唄い手は棟梁のハラダさんと、手伝いで来ていた
アライさんと、セキグチさん。
アライさんは、善光寺木遣り北信流の保存会で
積極的に活動していて、師範でもあります。
セキグチさんは、30歳前の若い大工さん。
少し前に定期的に行なわれている練習会に
参加したばかりで、「こんなにすぐ機会が巡って
くるなんて...」と恐縮している様子だったけれど
若い世代がこういう伝承文化を継承していると
いうのは、ほんと、頼もしいです。
今朝の現場の様子。
青空の下、ハラダさんとハラヤマさんが屋根の野地板を施工していました

上棟式の後、施主のUさんはこんなふうにお話くださいました。
「感想は、いうなら2つ。"すごい"と"感動した"です」。
「すごい、というのは、自分が建築という分野のことを全然知らず、どう
したらこういうふうに造れるのか、まったく想像がつかない世界なので、
建物を目の前にして、ただただ、"ほんとうに、人の手でこういうものが
できるんだー"と驚いているってことです。しかも一日で、こんなふうに
建つなんて。木遣りも聞いたのは初めてで、家の姿が見えていた感動と
あいまって、ぞくっとしました」。
すこしずつ出来上がってくる家の様子を、日々楽しみに見ていただ
ければと思います

来春の完成をめざし、これから冬の間工事が進められます。
Posted by カマクラさん at 11:17│Comments(0)
│◇高田のU様邸