2007年12月18日
善光寺前の藤木庵さんの"建て方"風景
善光寺のすぐ前、中央通り沿いで工事が進む老舗蕎麦処「藤木庵」。
先週12月13日(木)からおよそ3日間かけて、"建て方"が行なわれました。
"建て方"というのは、いわば"上棟"のこと。
上棟 棟上げ(むねあげ) 建て方 建前 建て舞
これらの言葉は、多少の含意の違いはあれ、ほぼ同義で使われています。
社内でも人によって使う言葉がまちまちで、たとえば社長は"建て舞"をよく
使い、藤木庵現場代理人のクボさんは"建て方"と言います。
そんなわけで、ここでは今日の記事のほとんどの写真を提供してくれた
クボさんがよく使う"建て方"でいこうと思います。。
12月13日(木)
朝から、大工さんたち10人以上で建て方がはじまりました

この現場の棟梁は、写真中央のトシミさんです。
人が現場前を行き交い、建物が密集した場所。
作業は慎重に進められます。
太い立派な梁が、たくさん使われているのがわかります。
昼前には防護ネットが張られ、2F部分の作業に移りました。
さすが若大工のカワウラくん、高いところはぜんぜん平気、というだけ
あって、細い梁の上をひょいひょい歩いています

午後早くには、すでに柱が建てられました。
12月14日(金)
翌朝8時。
まだ日がじゅうぶんに上りきらず、薄暗い中、建て方再開。
9時前、やっと顔を出してきた太陽の光の中で、小屋束と母屋を建てていきます

この横に平行に並んだ材が、母屋、という部分。
(その並びのいちばん上が、棟木で、それが上がるから"上棟"。)
そして母屋に対して垂直に置かれるのが、垂木。
母屋と垂木が、屋根の荷重を小屋組みに伝えます。
垂木を施工し終えたら、こんどは屋根の下地材、野地板を張っていきます。
↓ ↓ ↓
15分後には、こんなかんじになりました。
大工さんたちが2人で分担して、手際よく作業を進めていきます。
12月15日(土)
土曜日午前中の藤木庵の様子。
善光寺へ向かう観光客や散歩中の近所の人たちが、とんかんとんかん
聞こえてくる現場のほうを興味深げに眺めながら、通り過ぎていきます。
藤木庵の現場代理人クボさんです↑
来春の開店にむけて、いそぎ、建築工事は進められます

Posted by カマクラさん at 13:34│Comments(0)
│◇門前そば 藤木庵様