2007年08月06日
ヒツジの毛の断熱材、カメ模様の砥石台
こちら、長野市吉田で工事がすすめられているI さま邸です。
今日の昼間の様子。
夕方の黒い空と、激しい雷雨が嘘のような晴れっぷりです。
Iさん家族は、時間をかけて住まいを検討されました。
自然の素材をたくさん使った、健康で心地よい家を、ということで
家づくりの材料にもこだわりが見えます。
そのひとつがこの断熱材。
ヒツジの毛を使った"羊毛断熱材"です。
今回使うのはサーモウール<エクセレント>。
羊毛85%、中空ポリエステル系繊維15%
で、湿度の高い環境や季節の温度差が
大きい地域、シックハウス対策に高い
性能を発揮する、のだそう。
断熱・調湿性能が高く、同時に生産や
廃棄の点で環境負荷が低いことが評価
されている断熱材です。
この写真を目にした設計室のマチダさんが「何それ、腸?」などと
言っていますが、ちがいます、断熱材です。
ほかほかした手ざわりで、羊毛布団を彷彿とさせます。
においは...嗅いでみたところ、ほぼ無臭でした。
ほのかに、ヒツジのよい香りがした気が...
残念ながら、今日は大工さんたちがほかの現場の建舞でいなかった
ため、作業中の様子は撮れませんでした。
2Fの壁が、一部施工済みだったので、その写真です。
このような感じで、I邸はヒツジの毛にくるまれてゆきます。
代理人のヨシダさんと設備屋さんが
現場で打合せをしていました。
代理人さんは、こんな風に各専門の業者
さんたちと話を重ねながら、ひとつひとつ
工程を進めていくのです。
ありました。
このカメ模様の砥石台です。
砥石は、ノミやカンナを研ぐための必需品。
2つあった砥石台のうち、ひとつは無地の
シンプルな台だったのですが、もうひとつは
このカメ&波模様でした。
こんなふうに、大工さんの使う道具には、
鶴や亀など、縁起物をあしらった意匠が多く
見られます。
Posted by カマクラさん at 18:10│Comments(0)
│◇長野市のI様邸