2008年02月01日
工場での製材作業と、会社裏の意外に広い貯木場
製材工場前、今朝9時すぎ。
雪まじりの風が吹き、地面はうっすら雪で白く覆われていました

が、午後にはこのとおり、すきっと青空

同じ日の天気だとは思えない変わりようです。。
さて。
工務店としての家づくりの様子をお伝えすることが多い鎌倉日誌ですが、
社名に"材木店"と冠しているとおり、丸太の製材も当社の主要業務です。
そこで本日は、会社の製材工場の様子をすこし。
工場では日々、数機の製材機が稼動して、貯木場にストックされている
丸太を製材しています。
写真を撮りに行ったときにはちょうど、タナカさんが米マツを製材中。
大きな電動のこぎりが木を削ぐガーっというけたたましい音が鳴り響いている
ため、ここの作業場にいる人たちはみんな、耳栓をしています。
一本の米マツ丸太がこのとおり↑、無駄なく切り取られました。
ですが、ゴミになるわけではありません。
当社で小さな木片(チップ)に粉砕したのち、製紙会社へ送り、紙を作る原料と
して利用されます。
今日は強くて冷たい風が吹きすさんでいましたが、そのぶん空気は澄んで
いて、遠くの山もくっきりはっきり見えていました。
ここが、会社裏に広がる貯木場です。
1年を通して、さまざまな種類の丸太が寝かされています。
はじめてここに足を踏み入れる方々は一様に、「裏にこんなに広い場所が
あるなんて」と驚きます。
たしかに、道路に面している会社社屋正面の間口からは、ちょっと想像が
つきにくい広がりかもしれません。。
建具屋さんへ納入する前の材は、こんな風に積み重ねて、空気に晒して
自然乾燥させています。
この丸太は、戸隠・鬼無里あたりの山から切り出してきた地元のスギ材。
当社ではこれを、柱や屋根や外壁の下地材など家づくりに多用しています。
しばらくののち、この丸太も誰かの家で命をつなぐことになるでしょう
