2014年11月07日
上野のIさんのお住い ~筋交いの造作~


長野市上野のIさんのお住いは、上棟から約1ヶ月経ちました。
造作工事が着々と進んでいます


写真中央の開口部分、こちらが玄関です。

1階から見た小屋組みの様子。
下から見上げる通柱と管柱は、いつ見ても壮観で、
ついシャッターを押してしまいます

この柱も地元産の杉材を使用しています。

和室からリビングを見たところです。
造作初期はまだ壁もなく、構造材の状態のため、どの部屋を
撮影しているのかわからなくなる!?なんてこともよくあります


これは火打ち梁(ひうちばり)です。
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火打ち梁は、2階床組の床張りや胴差の隅角部分を、
三角に組むことによって地震などによる建物の変形を防ぎます。
ところで・・

Iさんのお住いを現在造作中なのが、M大工さん。
M大工さんと言えば「はつり」を施した梁を、以前ブログで紹介しました。
現場を訪れたときは、筋交いの造作中でした。

溝を入れておいた床梁に、間柱をはめ込みます。
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次に間柱に筋交いをはめ込みます。
間柱は、あらかじめ筋交いと干渉する部分を、欠き取ってあります。
(2つ上の写真です。) ※M大工さん、顔出しNGのためモザイクかけています。
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こんな感じに仕上がりました。
「企業秘密をブログでバラしたな~~」とM大工さん。
はい。これからも素晴らしい技は、秘密にしないで
ブログにて発信していきたいと思っています

Iさんのお住いの造作はこれからも続きます

Posted by カマクラさん at 13:58│Comments(0)
│◇上野のI様邸