2007年12月28日

築150年の土蔵のリフォームが終わりました



10月下旬に改修工事がはじまった、こちら須坂はTさんの家の土蔵。
このほど、工事が無事に終わりましたicon25

上の写真は、改修前の外観。




そしてこれが、改修後の外観。
ぱっと見、なにも変わっていないように見えるかもしれませんが、




しっかり見ると、窓がシャノン社製の樹脂サッシになっていたり、




システムバスを設置するにあたって一度取り払われた壁が、補強され、直されて
いたり、マイナーチェンジされているのが分かります。

今回の改修工事のメインは、バスルーム等の水回りと、土蔵2Fの部屋のリフォーム。
お年を召したTさんのお母さんの利便性と、離れて暮らすTさん一家が
週末だけでも滞在できるスペースがほしい、というのが、お施主さんの
ご希望でした。


天井高が今よりだいぶ低い昔の土蔵。

大工のアシザワさんがドアを設置するために、
元の壁の一部を壊していたこの場所は...



ドアが納まり、壁のクロスも張られ、すっかり様変わりしていました。


壊し途中だったこちらのタイル張りの
古い浴室は、



広くてピカピカの、真新しいシステムバスにicon12


離れにあって、冬の夜などは暗くて凍結して
いて足元が危なかったこの厠(トイレ)は、



システムバスの隣に設置されました。手すり付で安心。




洗面台も新しくなりました。
洗濯機を置くスペースもひろびろ。


傾斜の急な階段には、



手すりが付きました。
土壁がむき出しだった壁は、コンパネとプラスターボードを施工して補強してあります。


階段の上は電灯もなく、無防備な状態でしたが、



階段まわりには柵が設けられ、めでたく明かりもつきました。

そしてこのスペースの先には...




明るい空間がひと部屋。

あの土壁の家の中に、この空間があるのです。。

ちなみに写真左のほう、一段高くなっている場所の下には、システムバスが
設置されています。




階段がある空間につながるドアと、新しく造られたクローゼット。

クローゼットのうしろは、このようなかんじで、
きれいに板が張られています。


この変わりようには、お施主さんもたいへん驚かれた様子。

建物の耐力を考えながら手を加える増改築やリフォームは、新築の住宅とは
ちがう難しさがあります。

増改築やリフォームをお考えの方はぜひ、建築の専門家であるわたしたちに
一度ご相談くださいicon12  


Posted by カマクラさん at 14:41Comments(2)リフォーム・増改築